手術をしない視力矯正治療

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは、近視及び近視性乱視の方が寝る時にレンズを装用することで、角膜の形状を変化させる視力矯正法です。
変化した角膜形状は一定期間維持されるため、就寝時のレンズ装用により、日中は裸眼で過ごせることが最大のメリットです。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジー治療の仕組み

  • レンズ装着前(近視の状態)
    通常、眼は入ってきた光の焦点を網膜上で結びますが、近視の場合、網膜より手前で焦点を結ぶため遠くの像がぼやけて見えます。
  • レンズ装用中(寝ているとき)
    特殊なカーブをもつオルソケラトロジーレンズを装用することで、角膜の形状を矯正し、光の焦点が網膜上で結ばれるようにします。
  • レンズをはずした後(日中)
    オルソケラトロジーは就寝時のレンズ装用で角膜形状を矯正するため、日中、メガネ等の使用が不要になり裸眼で過ごせます。

オルソケラトロジーのメリット

1
日中は裸眼で過ごせる
オルソケラトロジーは就寝時のレンズ装用で角膜形状を矯正するため、日中、メガネ等の使用が不要になり裸眼で過ごせます。
2
お子様をはじめ、
幅広い年齢層に対応
オルソケラトロジーは夜間のレンズ装用を親の管理下で行えるため、お子様への視力矯正におすすめです。また、レーシックなどの近視矯正手術が不適応となった方でも対応可能です。
3
手術をしない
視力矯正治療だから安心
就寝時に専用レンズを装用し、角膜の形状を矯正するオルソケラトロジーは、レンズの装用を中止すると、角膜は元の状態に戻ります。

オルソケラトロジーのデメリット

  1. 保険適応外のため費用が高い
  2. 視力が安定するまで時間がかかる
  3. 毎日のレンズのケアが必要

治療の流れ

オルソケラトロジーの治療を受けられる方は、治療経過等を確認させていただく必要があるため、必ず定期検査を受診してください。

  • 適応検査
    近視の度合いや眼の健康状態、オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか等を検査します。
  • トライアルレンズ使用開始
    適応検査で問題がなければ、約1週間のお試し期間として、トライアルレンズを装用します。
    レンズの装脱着やフィッティング状態を体験していただきます。
  • オルソケラトロジー治療開始
    一人ひとりの患者様に合わせた専用レンズを装用します。
    ※適応検査の結果、治療に入らない場合は、トライアルレンズをご返却いただきます。
  • 定期検査
    治療開始から1ヶ月後、3ヶ月後、以降3ヶ月ごとに、定期検査を行います。

※適応検査およびトライアルレンズ開始のご来院の際は、印鑑のご持参と定期検査代に加え別途費用がかかりますので、あらかじめ金額をご確認ください。

費用について※1

適応検査 保険診療
トライアル 両眼 38,500円 (税込)
片眼 22,000円 (税込)
【内訳】 期間内の検査・診察・レンズ保証・ケア用品※2
初年度治療 両眼 126,500円 (税込)
片眼 99,000円 (税込)
【内訳】 レンズ・定期検査・診察
定期検査
(2年目以降※3)
22,000円(税込)
レンズ再作成 44,000円(税込)
  1. ※1オルソケラトロジーの治療は保険対象外です。適応検査を除く全ての会計は自費会計となります。
  2. ※2トライアル期間を経て本治療に入らない場合は、保証金33,000円(両眼)/16,500円(片眼)を返金させていただきます。 トライアルレンズはご返却いただきます。トライアルレンズをご返却いただけない場合、保証金の返金は致しかねます。 破損・紛失時には1枚につき別途16,500円をお支払いいただきます。
  3. ※3初年度の定期検査代は、初年度治療費に含まれていますが、本治療に関係ない疾患の検査・治療については別途保険診療として費用がかかる場合があります。

注意事項

  • 眼に異常が感じられた場合には、直ちに装用を中止し、受診してください。
  • オルソケラトロジーの効果には個人差があります。
  • 目の状態や角膜の形状によっては、治療を受けられない場合があります。
  • 車の運転など、視力変化が心身の危険に結びつくような行為については、医師に相談し指示を守ってください。
  • 万が一、破損など不具合があるレンズを装用してしまったり、レンズが装用中に破損した場合は、自覚症状の有無に関わらず、すぐに眼科を受診してください。
  • 未成年については、有効性・安全性が確立していません。(臨床試験は20歳以上で行われています)
  • 本治療は、オルソケラトロジー治療法に関する講習会を受講し証明を受けた、日本眼科学会認定の眼科専門医により行われます。