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ICL（眼内コンタクトレンズ）とは？

眼内コンタクトレンズ（ICL）は目の中にレンズを入れることで視力を矯正し、術後数日で日常生活を裸眼で過ごすことができます。また、必要に応じてそのレンズを取り出すことができるため、現在はレーシックよりも広く行われている屈折矯正手術です。

ICL手術の方法について

ICL手術は目薬を使用して麻酔を行います。手術中の痛みはほとんどありませんが、意識はある状態で手術を行います。麻酔が効いたことを確認したら、目に小さな切り込みを作ります。この切り込みから、レンズを目の中に挿入します。レンズを所定の位置に入れたら、傷口が閉じていることを確認して手術は終了となります。この手術は、通常、両眼で20分〜30分ほどで終わります。

ICL手術にかかる費用は？

ICLは保険適応外の治療のため、手術費用は全額自己負担になります。いわゆる自由診療扱いとなるため、その費用はクリニックによって異なります。また、乱視の有り無しでレンズの費用は異なり、そこに検査代金などが上乗せされます。これらの理由から両眼で40〜80万円ほどとなります。手術を受ける予定であれば、事前に費用の確認は行うのが良いでしょう。

ICL手術後の注意点

手術後は日常生活の制限が設けられています。傷口が完全に治るまで1ヶ月程度はかかります。特に、手術後1週間までは感染症に注意をする必要があります。そのため、自分で頭や顔を洗ったりするのは控えるなどの制限があります。

制限される日数や行為は決まっていることが多いですが、手術後の経過には個人差があるため、注意が必要な行為は必ず主治医に相談するようにしましょう。

ICL手術後にカラコンは使えるのか？

「ICL手術後にカラコンを使いたい」という声を聞きます。実際には目の状態によって異なりますが、目安としては手術後3ヶ月経てば、カラコンを使うことは可能です。しかし、これは手術後の経過や診察する医師の判断により異なるため、カラコンを使用したい場合は使用する前に必ず主治医に相談をして下さい。

ICL手術後にカラコンを入れるリスク

基本的には手術後３ヶ月が経過すれば、カラコンを使用することは可能です。しかし、手術後３ヶ月経過していても、カラコンによるコンタクトレンズトラブルが原因となり、様々な合併症が生じることがあります。また、手術後はコンタクトの上から使えない目薬を多く使用していることもあります。いずれの場合でも主治医に許可を得てから、カラコンを使い始めるのが良いでしょう。

今までのカラコンは使える？

ICL手術を行うと見え方が変わるため、コンタクトレンズの度数は変わります。そのため、度が入ったカラコンをしている場合は、目に合わなくなります。

度数の調整が必要になりますので、使用したい場合は、主治医に相談して下さい。

レーシックの後でカラコンは使えるのか？

ICLとレーシックの違いについて

ICLとレーシックの大きな違いは、角膜という目の表面にある膜の形を変えるかどうかです。レーシックは角膜の形を変えるのに対して、ICLはレンズを目の中に入れることで視力を矯正します。いずれの場合も手術後に眼の状態が安定していればカラコンを使うことは可能です。

レーシック後にカラコンを入れるリスク

レーシック後もICL手術後と同様、手術後の経過が安定するまでカラコンは使用することはできません。カラコンを使用したい場合は主治医に必ず相談しましょう。また、レーシックでは角膜の形を変えてしまうため、今まで使っていたコンタクトが眼の形に合わなくなることもあります。

レーシックで度数も変わっているのでカラコンを使用したい場合は、事前に主治医に相談するのが良いでしょう。

カラコンを入れるならレーシックかICLどちらか良いのか

カラコンを入れるためにはレーシックか、ICLのどちらが良いのか聞かれることがあります。結論を先に言えば、カラコンをずっと使い続けたいのであればレーシック、ICL共に手術をする事はあまりお勧めしません。。レーシック後、ICL手術後ある程度経ってからイベント事など必要最低限の使用が良いでしょう。また使用する際は、事前に主治医に相談するのが良いでしょう。

まとめ 

ICL手術後にカラコンを希望される方がいらっしゃいます。カラコンに伴う合併症もあるため、手術後すぐには使用できません。しかし、眼の状態が落ち着けば、カラコンを使うことはできます。

手術でせっかく眼鏡やコンタクトレンズなしで見えるようになったにも関わらず、カラコンに伴う合併症のせいで見えなくなっては元も子もありません。カラコンを使いたい場合は必ず主治医に相談し、決して自己判断で使わないようにして下さい。

また、中京眼科のICL特設ページはこちらからご覧いただけます。